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理事長・病院長挨拶

一般財団法人みちのく愛隣協会 理事長・病院長 及川忠人

一般財団法人みちのく愛隣協会
東八幡平病院 地域リハビリテーションセンター
理事長・病院長 及川 忠人

 常日頃、一般財団法人みちのく愛隣協会が運営する東八幡平病院、介護老人保健施設希望(のぞみ)訪問看護ステーション希望(のぞみ)、居宅支援事業所地域包括支援センター希望(のぞみ)等の関連施設への絶大なるご支援とご協力に心から感謝申し上げます。

 さて当法人は今年9月末には岩手県の認可を得て満50年目にあたることになり、この間紆余曲折の様々な状況を乗り越えて運営して参りました。50年目の我が法人の歴史を振り返る時に、様々なことがあったことが頭を過ります。いずれにしても八幡平市の市長さんを始め行政各機関や岩手県保健福祉部等の御支援の下、地域における医療提供にいささかの貢献を成して来ていることを密に誇りに思いますと共に、各関連諸団体等の御支援ならびに地域住民の絶大なご支援とご協力に心から重ねて感謝申し上げます。

 この間、多くの法人運営に関わりを持った多くの先達の方々、そして地域医療を支えて御支援を惜しまず励まして頂いた諸金融機関に恵まれたことも最も重要なことであり感謝に堪えません。またひた向きに支え続けて来た多くの役職員、一般職員のご支援と御尽力に満腔の謝意をこの場をお借りして申し上げさせて頂きたいと存じます。

 内外の世相が極めて厳しい中での法人運営は如何に経費を節減し、収入を少しでも増やして行くかという課題に中堅スタッフが取り組んできたことは、有難いことであります。物価上昇による食品材料等の高騰と燃料費電気料金の高騰はどの企業でも直面している課題であるとはいえ、とても厳しい現実を経験しております。

 今回の医療・介護・福祉の同時各報酬改定はこれまでの法人運営の根幹を問い直す内容が含まれており、真剣に取り組んでおりますが、対応が不十分な面も多く認められることに気づかされております。しかし、少子高齢化と人口減少の波は益々法人運営の多面的改革を迫る内容を含むものであり、当法人全体としての運営の在り方が問われて来ていることは間違いの無いことであると思います。

 特に医療介護連携の課題は回復期リハビリテーション病棟を持つ東八幡平病院にとっては必須の重要課題であり、これらのPFM(Patient flow management)の強化が求められております。またそれにも増して、患者さんとご家族に対する「信頼と愛情」に裏づけられた医療介護福祉サービスの多面的な質的向上が求められております。

 これらの多くの課題に、全職員が一致協力し前進させて参りたいと心から願っております。このような中で地域医療の確保と岩手県北の総合的リハビリテーションを提供しつつそれらの要としての役割と使命を果たして参りたいと願っております。

 法人設立以来一貫して進めて来ました「地域リハビリテーション」の実質化により地域共生社会の実現に少しでも寄与することを目指して参りたいと存じます。

 従前より関係各位におかれましては、さらなるご支援ご指導ご協力を心からお願い申し上げ理事長としての御挨拶に替えさせて頂きます。

(2024(令和6)年6月30日)

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